こんにちは。院長の島津です。
今日は、「ボツリヌストキシン治療」についてお話させて頂きます。
ボツリヌストキシン治療は歯科領域では、主に噛む力を調節する目的で行われ、欧米では一般的な治療法です。
噛む力を調節する事で、歯ぎしりや食いしばりを軽減することができます。
ボツリヌストキシンを強ばってしまった筋肉に注射をし、緊張を緩和します。歯ぎしりや食いしばりが強いと、顎関節症・歯の摩耗や破折・知覚過敏・歯周病の悪化・咬筋の肥厚(エラ張り)・頭痛や肩こりといった様々な症状を引き起こします。
歯ぎしりや食いしばりは、無意識のうちに行ってしまうものがほとんどなので、ボツリヌストキシン治療はとても有効的な治療法です。
ボツリヌストキシンとは一体なんでしょうか?
ボツリヌストキシンとは、ボツリヌス菌から抽出した成分です。注射にはボツリヌス菌から毒性を取り除いているため、人体に注入しても悪影響はなく、筋肉や汗腺に作用する神経伝達物質「アセチルコリン」の分泌を抑える働きがあるため、筋肉の収縮や汗の過剰分泌を抑える効果が期待でき、美容分野ではシワ改善、医科では脳卒中の後遺症による痙縮や痙攣、眼瞼痙攣や顔面痙攣など、無意識に起こる筋肉の痙縮や痙攣に用いられています。
患者様の筋肉量、下顎角の張りの程度によって効果の違いに多少の差はありますが、当院で治療された方のお写真をここで紹介したいと思います。
40代男性 フェイスラインの改善目的で来院されました。
いかがでしょうか?
注射をしてから約3日後に既に効果が現れ始めています。この効果は、一般的には2~3ヶ月持続すると言われています。
治療にご興味ある方、また、歯ぎしりや食いしばりでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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